精神的な病気に効果がある抗うつ剤の効果を知ろう!

主治医の指示に従うこと

聴診器

治療には時間がかかる

うつ病患者の治療にあたっては精神療法も用いられますが、主として薬物治療を軸に進められていくことになります。その際に中心となって使用される薬物が抗うつ剤で、必要に応じて向精神薬や睡眠薬なども処方されることになるでしょう。うつ病の原因については現在では、患者の脳内ではセロトニンとかノルアドレナリンという脳の働きに関与する神経伝達物質が減少していることが解明されるようになりました。抗うつ剤というのは、これらが不足した結果、不安や意欲減退といった症状に悩まされている患者に対し、神経伝達物質を増やして症状の回復を図るための薬です。しかし抗うつ剤には即効性はなく、効果を感じられるようになるまで大抵2、3週間はかかると言われており、むしろ飲み始めた当初は副作用の方が目立つくらいです。副作用が負担で服用を中止したがる患者さんも少なくないのですが、自分で勝手に判断して中止するようなことはあってはなりません。そもそもうつ病の治療には半年から一年くらいの治療期間が必要とされているので、薬を止めるには医師の指示の下で少しずつ減薬していくべきものとされているからです。逆に服用を続けているうちに良くなってきたからと言って、主治医の許可なく止めてしまうと、再び悪化することもあるので気を付けて下さい。うつ病薬としては以前は三環系抗うつ薬と四環系抗うつ薬がよく用いられていましたが、このうち中枢神経に広く働きかける三環系抗うつ薬は副作用が出やすいのが難点でした。しかし今世紀に入った頃からSSRIとかSNRIといった従来は早く効果が現れる上、持続期間も長く、しかも副作用の少ない新型の薬が使用されるようになっています。それでも軽いながらも副作用が出る場合もあるので、その際には主治医に相談して別の薬に変えてもらうことになるでしょう。確かに飲み始めたころは副作用が気になるかもしれませんが、単極性うつ病の患者に関しては6割の人が抗うつ剤の投与で症状が改善すると言われています。残りの4割も薬を変えたり、量を調節したり、他の種類の薬を追加することで快方に向かうとされていて、結果的には患者の9割が抗うつ剤で改善するとの報告もあるのです。

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