精神的な病気に効果がある抗うつ剤の効果を知ろう!

半数以上の人に効果あり

服用

使用の目的や効果は

過去も現在もうつ病の治療の中核を担っているのが薬物治療です、心が落ち込んでいる直接的な原因は脳の機能がアンバランスになっていることにあります。そこで薬のちからを借りてゆるやかに元の状態に戻していくというわけです。抗うつ剤は脳内の神経伝達物質をリバランスしたり、不安を取り除いたりしながら、脳内の生理学的バランスを正常化させるという特徴を持っている薬です。抗うつ剤と聞くと抵抗感を持っている人も多いですが、6から7割の人に効果があるというデータがあるように有効な治療手段です。近年は健康維持のためにサプリメントや薬で腸内環境の改善する人も増えていますが、抗うつ剤は脳内環境を整えるための治療法であると考えるようにします。ただし、24歳以下の若年層や新型うつ病に関しては注意深い観察のもと投薬を続けていく必要があるとされています。その抗うつ剤にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります、最も古いものは1950年代に開発された三環系です。当時の治療としてはとても画期的でしたが、その効果の半面で副作用も強かったため、それを少し抑えた四環系が開発されました。2種類とも現在のうつ病治療においても選択肢の一つになっています。その後、大幅に副作用を減らし開発されたのがSSRIです。選択的にセロトニンの再取り込みを阻害することで、脳のシナプスの間のセロトニン量を増やす働きをしてくれます。前述の2種に主にみられていたのどの渇きなどの症状は消えたものの、胃のむかつきや性機能障害があらわれることはあります。さらに開発が進んでできたのがSNRIです。セロトニンとノルアドレナリンの両方を増加させて、やる気を起こす作用があり、ほかにも作用機序の異なるNaSSAなどがあります。また、もともと胃薬として使用されていたドグマールもうつ病に効果を発揮することがわかり、日本では抗うつ剤として使用されています。新しい薬ほど副作用が少ないからよく効くというわけではないので注意が必要です。どんな薬にも一長一短があります。たとえば、SSRIなどは安全性が高く治療現場でもよく利用されていますが、それが効かなかった人が三環系を使用した途端に治ったというようなこともあるわけです。抗うつ剤は1種類ではないので、効果がなければ担当医に相談して別の薬を試せばいいだけです。決して自己判断で服用をやめてしまわないことが大事になります。

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